多焦点眼内レンズ(老眼矯正眼内レンズ)の取り扱いについて
2020年09月17日
さて、実は当院でも白内障の時に使用する、老眼矯正眼内レンズともいわれれる”多焦点眼内レンズ”の取り扱いを実施しております。最近はインターネットの普及で、ご高齢の患者様からも ”多焦点レンズを扱っていますか?” などと話を聞かれることもありますが、レンズの種類もいろいろあるという事で、詳細についてまでは診療中にお話しする時間がなかなか取れないのが現状です。
そこで、当院では多焦点眼内レンズに興味がある方には、手術の説明実施の時に詳細なレンズの機能やメリット・デメリットについて、説明をさせていただいており、資材として動画や冊子を活用しております。
なお、詳細な多焦点眼内レンズの情報を提供するために、現在HPを誠意改修中なのですが、参考までにユーチューブに動画をアップしてみました。ご興味ある方もいらっしゃると思いますので、ご参考までにどうぞ。
ちなみに、白内障手術の時に乱視矯正のレンズを入れることで、もともと角膜の乱視が強い方は乱視を矯正することもでき、もちろんこちらの多焦点眼内レンズにも乱視矯正の効果を持たせたものも存在します。
一生に一度の白内障手術、どういうレンズを入れればいいか迷いますよね。困ったときは、ただお話を聞くだけではなくて、担当医に積極的に相談してくださいね。
うえだ眼科クリニック、9月15日の手術内容
2020年09月15日
本日、白内障手術6件(乱視矯正3件、多焦点1件を含む)の手術を無事に終了いたしました。明日の皆さまの手術後の笑顔を楽しみにしています。
うえだ眼科クリニック、9月8日の手術と ”眼窩脂肪ヘルニア” 手術について
2020年09月08日
本日、 白内障手術4件+霰粒腫切開2件+眼窩脂肪ヘルニア手術1件の合計7件の手術を無事に終了いたしました。明日の皆さまの手術後の笑顔を楽しみにしています。
さて、今日はいつもの白内障や霰粒腫の手術の他に、”眼窩脂肪ヘルニア”の手術を実施いたしました。
ところで、整形外科などの領域でよく耳にする ”椎間板ヘルニア” とかは聞いたことがあるかもしれませんが、”眼窩脂肪ヘルニア” ってなかなか聞かない単語ですよね。実は、”眼窩”というのは、眼の周りの組織に包まれた空間のことを”眼窩”といって、眼球を守るように周りに脂肪細胞の塊があるのですが、そこにある脂肪細胞の塊が結膜=白目の下に脱出して来たのが眼窩脂肪ヘルニアの正体です。実際には下の画像のように、目の上に出来ることが多くて、”うわまぶた” と ”角膜” のあいだに ”もにゅっ” と膨れた白目に包まれた脂肪が出てきている状態となります。

これは、眼窩を包んでいる組織が加齢とともに緩くなって伸びてしまう為に、本来前に出てくるはずが無い脂肪の塊が、緩んでしまった組織とともに、前に出てきている状態となるのが病気の原因です。
基本的には失明するような病気ではありませんので、症状が無い場合は経過観察となることが多いのですが、たまに違和感が強くなったり、異物感があると言うことや、見た目の問題から切除を希望される方がいらっしゃいます。
手術としては、一般的に白目に切開を入れてそこから出てくる脂肪の組織を切って終わりとすることが多いのですが、実はこの病気、結構再発することも多いと言うことで、当院ではなるべく再発しないように、脱出した組織を眼球の壁に縫い付ける手技を追加して手術を実施しています。
いずれにしても、明日しっかりと綺麗になった患者さんの目を見るのを楽しみにしています。
うえだ眼科クリニック、9月1日の手術内容
2020年09月01日
本日、 白内障手術7件(多焦点眼内レンズ1件、乱視矯正2件を含む) の手術を無事に終了いたしました。明日の皆さまの手術後の笑顔を楽しみにしています。
こんなコンタクトレンズの使い方は嫌だ!!
2020年08月29日
皆さんこんにちは、うえだ眼科クリニック院長 上田至亮です。本日は、学会雑誌で勉強をしていた所、その学会雑誌に掲載されていた広告のページに紹介されていた、ちょっと面白い動画があったので紹介したいと思います。その題名も、”こんなコンタクトレンズの使い方は嫌だ!!” です。まずは、動画をどうぞ・・・。
どうでしょうか?これを見て思い当たる人もいるのではないでしょうか。まあ、コンタクトレンズは便利でおしゃれなアイテムとして、若い世代の方にとっては日常で気軽に使えるものだけに、実際にしている方・・・いそうですよね。
でも、実はコンタクトレンズって、”不具合が生じた場合、人体への影響が大きいもの” として、心臓に埋め込むペースメーカと同等の ”高度管理医療機器”と言う特殊な医療器具に認定されています。当院でもコンタクトレンズは一部を取扱っているのですが、コンタクトを使っているという方で当院にくる方で多いのは、やはり感染症であったり、不適切な使用で目に傷がついていたりといった方が多いのは事実です。中には、ひどい感染症で角膜の中央が濁ってしまったりする方もいますので、皆さんは、しっかりとした眼科専門医で見てもらって管理してもらってくださいね。
ちなみに、上の動画と似たような動画もありましたのでリンクしてみました。宇宙人語よりは、そのまま日本語でいいような気もしますが、こちらも実際の病名とかが提示されていて面白いので、参考までにどうぞ。