うえだ眼科クリニックの
ブログ

夏のはやり目にご注意ください

2021年07月22日

さて、梅雨も明けて小学校も夏休みに入り、夏本番となりました。
 そんな中、眼科にとって夏は流行性角結膜炎(はやりめ)が流行する季節です。プールで子供たちに感染が拡大し、咽頭炎(プール熱)を起こすウイルスでもあります。今年は、コロナということで、プールを取りやめたり、短縮している学校もありますが、プール以外にも温泉や、公衆浴場など水回りで感染しやすいウイルスです。
 新柄コロナウイルス同様に、手洗いの励行により感染を抑制することが可能ですので引き続き感染症対策を行ってください。
 また当院では点眼薬での治療を行っております。目やのどに不調を感じましたらご来院ください。

杉並区保育園の眼科健診へ

2021年06月10日

皆さまこんにちは。うえだ眼科クリニック 事務長 上田麻衣子です。

 

 今日は杉並区にある保育園へ眼科健診に行きました。緑豊かな公園のそばにある保育園で、コロナ禍でも園児さんはお散歩をしたり元気いっぱいです!

 80名近くを順番に院長が結膜チェック、眼位の遮閉試験、内反症等のチェックをしました。園児さんははじめ緊張した面持ちでしたが、しっかりとペンライトを見つめて健診を受けてくれました。

 健診で指摘される例として結膜炎や外斜位があります。もしお子さんが「外斜位」と言われたら心配ですよね。外斜位は基本的には生理的なものが多く、誰にでも多少はあるものですが、日常生活の中であれ?何かおかしいな、という違和感が続くようなら一度眼科を受診することをお勧めしています。

健診を終えて「ありがとう」と元気に御礼を言ってくれる園児たちに、こちらまで癒されました。明日は雨が降るようですね。皆さんが一日幸せでありますように。

多焦点眼内レンズの最終進化型!?連続焦点型レンズ “テクニスシナジー(TECNIS Synergy)” 登場!!

2021年06月03日

皆さん、こんにちは うえだ眼科クリニック院長 上田至亮 です。

 前回は海外からの輸入レンズである焦点分散型最新の5焦点眼内レンズの “INTENSITY” のお話をしましたが、今回のレンズは深度拡張型である ”テクニスシンフォニー” の進化型レンズともいわれる、連続焦点型レンズ ”テクニスシナジー” を今年4月から当院でも導入を始めましたので、そちらのお話をしてゆきたいと思います。

 簡単には当院のHP ”多焦点眼内レンズ(老眼矯正眼内レンズ)(こちらをクリック)” にも説明がありますが、ブログではもう少し掘り下げて実際の見え方や新しいテクノロジーの話をしてみましょう。では、まずレンズの具体的な特徴を考察してゆきましょう。

★連続焦点型レンズの5つのポイント
  ①焦点拡張型(EDOF)レンズと2焦点眼内レンズのメリットを融合させた最新レンズ
  ②手元約30cm~遠方までの連続した広い明視域をもつ連続焦点型
  ③眼全体の色収差を低減により良好なコントラスト感度を維持して暗所でも視力良好
  ④乱視矯正の対応が可能
  ⑤夜間の異常光視症(ハロ・グレア・スターバースト)はあり
    では、一つずつ説明してゆきましょう

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①焦点拡張型(EDOF)レンズと2焦点眼内レンズのメリットを融合させた最新レンズ

 テクニスシナジーは従来の焦点深度拡張型(EDOF)レンズであるテクニスシンフォニーと、2焦点型レンズであるテクニスマルチを組み合わせた、連続焦点型レンズとして設計されおり、二つのレンズのいいところを融合させたハイブリッドレンズとなっております。

②手元約30cm~遠方までの連続した広い明視域をもつ連続焦点型レンズ

 その特徴は読んで字のごとく、焦点が連続的になるようにデザインされており、手元約30cm~遠方までを、裸眼(めがね無し)で0.8以上の視力が出るスペックを持つのが特徴です。

 これまでの3焦点レンズは手元の焦点距離が40cmでしたが、これは大柄な欧米人にとってはそれほど気にならない数字かもしれませんが、体形が小さめの日本人にとってはもう少し近距離が見える方がいいとも言われてきましたので、日本人向けのレンズともいえるかもしれません。

 連続焦点型レンズ、3焦点レンズ、深度拡張型レンズ、2焦点レンズ、単焦点レンズの距離別見え方と眼鏡装用頻度イメージです。

③眼全体の色収差を低減により、良好なコントラスト感度を維持して暗所でも視力良好

 通常これまでの多焦点レンズでは光の分散によるエネルギーロスのため、視力のコントラスト低下が指摘されていました。当院でも使用している3焦点多焦点レンズのパンオプティクスでは、そのエネルギーロスを少なくすることでコントラスト低下の回避に貢献してましたが、テクニスシナジーでも、以下の図のように、通常の明所での瞳孔径3㎜(左図)に加えて、瞳孔径が大きくなる暗所での瞳孔径5㎜(右図)でも、3焦点眼内レンズと比較してもコントラスト感度が良好であることを特徴としています。

 明所に比較して暗所では3焦点眼内レンズのコントラスト感度が落ちています。

 これはテクニスシナジーレンズに用いられている、以下の“ChromAlign™ Technologys”といわれるデザインにより瞳孔径に依存せず、低照度下においても鮮明な視機能を維持できるようになっていて、そのメリットとしては、薄暗い屋内やレストランでも文字が読みやすいといったのが特徴です。。

右の画像のように収差を補正する機能が無い場合、赤色から青色までの光が光の屈折差により分散することでコントラストが低下しますが、シナジーではそれを補正する機能が盛り込まれていることで、左図のように収差を減らすような働きがあります。

④乱視矯正の対応が可能

 もともと乱視がある方の大半は、“角膜”に乱視があるためにものを見る時に、二つに見えたりゆがんで見えたりする、これが乱視による視力低下です。白内障手術は水晶体を除去してレンズを入れるので、角膜のゆがみまでは補正できません。

 それを可能にしたのが、乱視矯正レンズという事で、こちら(こちらをクリック)” のページにもあるとおり、当院ではよりよい視力をお届けするために乱視矯正の白内障に力を入れていて、このテクニスシナジーは乱視矯正にも対応したレンズとなっております。

 せっかく多焦点眼内レンズを入れるのであれば乱視矯正もしっかりできるレンズということで、この点もおすすめできるレンズという事です。(なお、乱視矯正が必要かどうかは担当医の判断になりますので、乱視が心配な方は担当医とよく相談されてください。)

⑤夜間の異常光視症(ハロ・グレア・スターバースト)はあり

 これはどの多焦点眼内レンズにも言えるのですが、広い明視域を持つがゆえに、光が散乱してでるハロ・グレア・スターバーストはどうしても出るようです。ただし、それを紫波長の光をカットすることで、まぶしさを低減する機能もあるためか、ある程度日常の生活レベルには支障がないようです。

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以上が、テクニスシナジーのまとめとなり、簡単にまとめるとメリットとしては以下の通り

 という事ですね、正直な話、これ以上のレンズをモデリングしようとしても、さらなるデメリットなども出てくるような気もしますし、今回のテクニスシナジーは多焦点眼内レンズの最終型に近いレンズという印象を持っています。

 いずれにしても、担当医とよく相談した上で単焦点眼内レンズも含めて、ご自身にあったレンズを決めていただき、皆さんのQOV(=Quality of Vision:視覚の質 )が向上することを祈っております。

最後にテクニスシナジーの紹介の動画を入れてみました。参考までにどうぞ

うえだ眼科クリニック、6月1日の手術内容

2021年06月01日

本日、白内障手術6件(乱視矯正4件+多焦点眼内レンズ2件を含む)の手術を無事に終了いたしました。明日の皆さまの手術後の笑顔を楽しみにしています 。

白内障手術時の見え方について

2021年01月19日

皆様こんにちは、うえだ眼科クリニック 院長 上田 至亮です。今回は白内障手術の時の素朴な疑問 ”手術中は見えているのか?” について、ブログにしたためようと思います。

 さて、白内障の手術の説明をしているときに、よく患者さんに聞かれる質問の中に”手術中は目は見えているのですか?” というのがあります。まあ、そのあとに来る言葉は ” 手術中にメスとかが見えるのは怖いです。” と来るわけです。・・・確かにそうですよね、白内障は2.4mm程度と小さい切開なのですが、眼にメスを入れることには変わりありません、目の前からメスが近づいてきたら怖いと思いますし、私も自分が手術するとなると、やはり怖いです。

 という事で、私が時々患者さんに ”白内障の手術中に、景色はどういう風に見えましたか?” と聞くことがあり、そのお答えの一覧を参考に述べさせていただきます。

証言① オーロラのような光が見えてキラキラしていました。

 ということで、比較的多く聞いたことがあるのが、上記のように光の筋のようなものがキラキラ見えたというお話です。白内障の手術は顕微鏡をのぞきながら手術する1㎜単位の繊細な手術の世界ですが、その顕微鏡の光がかなりまぶしいのか、機材が見えるという事はなく、乱反射した光が見えるようですね。

証言② 虹のように色々な光が見えました。

 こちらも、オーロラとほぼ同じような印象ですが、より鮮やかにいろんな色が見えたというようです、中には手術中に ”あーー綺麗だわー、夢の国にいるみたい、あ・ここも綺麗よー” と、ファンタジックなコメントを手術中に語り続けてくれた患者さんもいます。

 という事で、白内障手術の時に、目に入ってくる光が比較的まぶしいために、意外と手術を開始してしまうと、手術の機材が見えるというよりは、乱反射した光で上記のように見えるようです。

 ただ番外編として白内障手術でなく、以前私も実施していた ”硝子体手術” といって眼の中の手術をするときは

証言③ 大きなピンセットが近づいてくるのが見えました

という、お言葉を聞いたことがあります、当院では実施していない手術にはなりますが、硝子体手術時には上記のように見える方もいるようですね。

 ぜひ、皆さんも白内障手術をされたときに見えた景色で、印象に残っているものがあったら担当医にお話ししてみてください。個人的には、どなたかが絵に描いてくれたらクリニックに飾らせていただきたいなと思っているのですが、ご興味がある方は是非お知らせ下さい。