うえだ眼科クリニック、11月16日の手術内容
2021年11月16日
本日、白内障手術7件(乱視矯正1件、多焦点眼内レンズ2件、難症例白内障1件を含む)の手術を無事に終了いたしました。明日の皆さまの手術後の笑顔を楽しみにしています。
うえだ眼科クリニック、11月9日の手術内容
2021年11月09日
本日、白内障手術7件(多焦点眼内レンズ4件を含む)の手術を無事に終了いたしました。明日の皆さまの手術後の笑顔を楽しみにしています。
特報!世界初のアレルギー抑制のコンタクトレンズ “セラビジョン® アレルケア®” が、うえだ眼科クリニック で先行導入されました!
2021年10月30日
皆様こんにちは、うえだ眼科クリニック 院長 上田 至亮です。
本日は、特報です!
なんと、うえだ眼科クリニックに、世界初のアレルギー症状の抑制ができるコンタクトレンズが先行導入されることとなりました!🎉 これからの花粉症の季節、皆様への有用な情報になれば幸いということで紹介をさせていただきます。さて、このコンタクトレンズ、名前は
”ワンデー アキュビュー® セラビジョン® アレルケア®” といいます。
もともと当院は、イオンや総合ショッピングセンターに入っているようなコンタクトレンズ専門眼科ではなく、白内障・網膜硝子体治療専門の眼科として開業したいきさつもあり、地域の方には申し訳ないのですが、乱視がないコンタクトレンズのみを取り扱っておりました。ところが、先日業者さんから連絡が入り、なんと世界初のアレルギー抑制もできるコンタクトレンズが発売されるということで当院で先行導入することとなりました。(こちらのレンズにも乱視矯正は残念ながらありません。)
では、どのような機序かと簡単に言うと ”フマル酸ケトチフェン” といわれる薬剤が取り込まれているコンタクトレンズである。ということです。 そもそも、”フマル酸ケトチフェン”はアレルギーの原因となるヒスタミンの受容体を遮断するとともに、ロイコトリエンなどのアレルギーに関係する化学伝達物質の遊離を抑制する作用もあわせもちます。現在は一般の市販薬にも含まれており、いわゆるOTC(over the table)薬として、処方箋なしで、一般の薬局でも手に入る薬剤となっておりますが、それが取り込まれているんですね。眼科領域では、”ザジテン” という点眼の名前で以前は発売されていたので、耳にしたことのある方は多いかと思われます。
考えてみれば、簡単な話なのですが、薬剤をコンタクトレンズに取り込むというのは処方の関係上難しかったのでしょう。また、持続的に効果が出るという意味では濃度の検討や、薬剤毒性の検討などが大変だったのだと思います。
しかし、こちらは表題にも書いた通りアレルギー症状を ”抑制するコンタクトレンズ”であり、”治療するコンタクトレンズ” ではありません。あくまで症状がでる前までに、症状を抑え込んだり、症状が出る期間を少しでも遅らせるというのが使用の必要性となります。ですので、こちらを使っていても痒みなどの症状が出現・悪化してきた場合には装用を中止して眼科に受診し、適切な点眼を処方して加療してもらう必要があります。
ただ、こちらが出たことで、これからの花粉症シーズン、どうしてもお仕事や、スポーツなのでコンタクトを使用したいという人には、適応となるコンタクトレンズではないのでしょうか?
なおコンタクトということと、薬剤が含まれているのもありますので、眼科医の指導のもと、装用スケジュールおよび装用時間を正しく守ってくださいね。これからの花粉症の季節、皆様への有用な情報になれば幸いです。
うえだ眼科クリニック、10月26日の手術内容
2021年10月26日
本日、白内障手術6件(多焦点眼内レンズ1件を含む)、結膜弛緩症手術1件、霰粒腫切開手術1件の合計8件の手術を無事に終了いたしました。明日の皆さまの手術後の笑顔を楽しみにしています。
うえだ眼科にデジタル手術支援システム(V-ynk)が 杉並区で初導入されました!
2021年10月22日
当院に最新の白内障手術機械である、デジタル手術支援システム:V-Lynk が杉並区で初導入されました(日本全国では52施設、都内では9施設のみの導入:2021年6月現在)。全世界100万症例のデータを参照したAIによる正確な計測システムと、リアルタイムに使用できるAR機能(拡張現実)を利用した新しい白内障手術支援システムです。その内容は簡単に言うと
1,手術前の眼内レンズ測定について世界100万症例のデータを参照した、AIによる正確な度数決定がなされるようになります。また、それらの施設・術者毎のデータが蓄積されることで、より正確性を増してゆく。
2,IOL挿入術における主要な測定値をAR(拡張現実)機能により術野にリアルタイム表示可能であり、それによる手術精度の向上が期待される。
3,乱視矯正においては、リアルタイムのデータを参照して乱視を矯正できるため、特に、乱視矯正の白内障手術や、多焦点眼内レンズなどのプレミアム眼内レンズ使用時に得られる術後裸眼視力の精度が向上する。
等ということです。これまでのレーザー白内障手術などの新しい手技を用いた手術は、術者に関係なく機械が手術をするという側面があり、手術中のリアルタイムのデータは参照されておりませんでした。
しかし、こちらの手術支援システムはリアルタイムの測定による正確性を追求しており、さらに面白いのがデータが蓄積されることで、正確性がどんどん向上するということです。
言い換えれば ”成長する手術システム” であるとも言えます。これからは、オーダーメイドの医療も大事になってくるかと思います。患者さん一人一人に寄り添った手術をできるように頑張っていきたいと思います。
V-Lynkについて、ご興味ある方はこちらからどうぞ。