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”ハイテク?診察室” in うえだ眼科クリニック

2020年06月16日

皆様こんにちは、うえだ眼科クリニック 院長 上田 至亮です。

 本日はうえだ眼科クリニックのハイテク診察室をご紹介したいと思います。といっても、AIが導入されていたり、ペッパー君がお出迎えしてくれるわけではないのですが、患者さんによりよい説明と医療の提供を実施するために、当院で取り入れている画像システム及び情報入力システムの説明です。

 というわけで、私が日常的に診察をしているときに目の前にある画面群が下の写真になるのですが、株式取引をしているデイトレーダーのような画面群となっております。通常眼科というのは画像で診療記録を残すことが多いので、画像参照用の画面が診察室にあることは多いと思いますが、合計6台のモニターがあるところは少ないのではないでしょうか。では、具体的にそれぞれのモニターがどのような役に立っているかを解説していきましょう。

①患者さん用モニター:こちらのモニターは患者さんに説明するために病気の画像や検査結果、動画などが写るようになっているモニターです。多くの眼科では、先生と共用でのモニターを見て説明を受けると思いますが、眼科の患者さんは視力が悪い方が多いので、当院では患者さんの椅子のすぐ横に専用モニターを用意しています。

②患者さんとの共用モニター:こちらは医師用の画像説明モニターで①のモニターと同じ画面が表示されています。こちらで検査結果などを移すと①のモニターにも同時に表示されるので、マウスのポインターなどを使いながら、”このあたりに病気があります”と説明するわけです。

③医師用検査結果モニター:こちらは、さらに詳しい検査結果の一覧の画面となっております。医師専用の画像確認モニターですね。

④医師用電子カルテ画面:このモニターはいわゆる”電子カルテ”の表示用のモニターで、当院ではすべてのデータを電子カルテで扱うことで患者さんの医療情報記載の速度を上げて、少しでも患者さんと向き合ってお話しできる時間を確保するように努めております。

⑤シュライバー用モニター:こちらのモニターは最近導入しました”シュライバー”と呼ばれる医療クラーク専用のモニターとなっております。通常は医師が入力するような患者さんとの会話の内容をシュライバーに記入してもらうことで患者さんとの会話の時間が増やせるという施策の一環として実施しております。実際にこちらのシュライバーシステムを導入することで、患者さんと向き合ってお話を出来る機会が増えた上に、患者さんあたりにかかる時間が減ったことで、患者さんの待ち時間の短縮につながっています。

⑥防犯カメラ画像:こちらは、防犯カメラの画像となっております。院内での患者さんの待ち具合を確認して検査の流れを指示したり、会計のおつり忘れ・保険証忘れ等がないかなども確認出来るようになっています。

いずれも、うえだ眼科クリニックにいらっしゃった患者さんが、快適・安全・安心なかつスピーディーな医療を受けられるように考えた結果の画面構成となっております。受診されることがありましたら、診察室で ”ああ、これがそうなんだ” と納得して頂ければ幸いです。