うえだ眼科クリニックの
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”病診連携” と ”診診連携” について

2019年11月26日

さて、本日の霰粒腫手術については、”診診連携”紹介での当日初診+当日手術の患者さんでした。”病診連携”という単語は聞いたことがあるかもしれませんが、これは一般的に総合病院ー診療所間の紹介での連携という意味で、”診診連携”とは、診療所ー診療所間の紹介での連携という意味になります。

 簡単に言うと、個人のクリニックから、個人のクリニックへの紹介というのが診診連携ということです。大学病院や、総合病院は多くの専門のドクターが在籍していますので、個人のクリニックからの紹介があるのはわかるかもしれませんが、診診連携パターンとしては、個人のクリニックでも専門的な治療をしている施設や、当院のように手術にも対応している施設に対しての紹介というのが診診連携のパターンとなります。


 本日の方は、手術をされていないクリニックからの、手術適応と考えられた霰粒腫の手術依頼でした。一般的に”病診連携”の時は、紹介状をもらって受診したその日に手術が出来ることは少なく、後日に改めて手術の日程を計画することが多いと思います。しかし、当院は個人クリニックと言うことでスピード感も重視しておりますので、診診連携などでお電話を頂いた患者さんはなるべく初診で受診された、その日に手術をしてあげたいと言うことで、本日紹介されてそのまま手術となった感じです。


 私自身は防衛省や総合病院の部長として勤務していた経験上、組織の大きさに比例して、速度感を出すのが難しいと感じていたこともありますが、こういう時には個人で開業をしたことで、患者さんここにあった診療とスピード感を出すことができることはメリットであると感じています。


 もちろん、手術をすべきで無い人に手術をするわけにはいかないので、ある程度の診断がついた上で紹介される方限定の方法となりますが、現役で働いている方にとっては、少しでも通院回数を減らすことが出来るのはいいことではないかなと思っておりますので、今後もどんどん対応してゆく次第です。